今年も6月に本館、南分館、北分館で館内整理休館がありました。毎年利用者のみなさまより「館内整理って何をしているの?」というお声をいただきます。今回は皆様の謎を解き明かすため南分館での館内整理期間のお仕事の一部を大公開します!
1日目「蔵書点検」
「蔵書点検」とは、館で所蔵している本が正しい棚にあるか、行方不明になっていないか、他館の本や貸出のままになっている本がまぎれていないかを点検する作業のことです。
まずはそれぞれがどの棚の本を点検するか打ち合わせ。初日は8人で蔵書点検スタートです。
蔵書点検にはパソコンと、ICリーダーを使います。
この様に図書館の本には全て「ICタグ」が貼ってあります。このICタグには本のタイトル、資料コード、所蔵館など本の情報が登録されています。
棚にICリーダーを差し込むと・・・
読み込んだ冊数と資料コードが表示されます。これでICが通った本はちゃんと図書館内にある、という事が分かります。
ただ、ICは便利なのですが、ピッタリ重なっていたり近くに金属があると読み込まない事があります。そこで南分館では確実に読み込むため、数々の作戦が決行されました。
数冊ずつ木のワゴンにおろして通す。
手に持って冊数を数えながら通す。
形の種類や冊数が多い絵本は二人がかりで通す。
どれも時間はかかりますが、手に取った冊数と、画面に表示される冊数をしっかり確認できるので確実に作業が進められます。初日は朝から夕方までこの作業で終了しました。
つづく